このサイトの使命

--平和なエコエコノミーの創造

いま私たちは、容易ならぬ世の中に生きています。

 地球が温暖化局面に入って1万年余りが経ちました。この間に大量の氷が溶け、60メートルも海面が上昇し、氷河はフィヨルドに変わり、陸地は大きく縮小しました。加えて数十年前から、人為的原因によって温暖化が加速する時代が始まったのです。異常気象が、貧困化に苦しむ紛争多発地帯を直撃しています。

 第2 に、20世紀末の米国の話です。宇宙をベースとする新型戦争システムを用いると、中東の石油資源国の制圧は容易だし、米国による世界支配は安定すると夢想した人たちがいました。「ネオコン」と呼ばれた当時の権力者たちです。しかし彼らの起こした戦争は大失敗に終わり、逆に中国・ロシア・イランを相手にした宇宙規模の核軍拡競争を招く結果となりました。もし新型の核戦争が天空で起こったならば、地上電力網の全系崩壊がおこるでしょう。原発の炎上と連動すれば、文明崩壊の恐れさえあります。 

  第3 に、1980年代を転機に「新自由主義的な改革」が進みました。資本主義経済は19世紀的な「むき出し資本主義」の時代に逆戻りする様相を深め、貧富の格差が広がるようになったのです。実際、米国では最富裕層7 名の資産が、下位半数の1.6 億人の資産総額に,世界全体では最富裕層42 名の資産が、下位半数の37 億人の資産総額に匹敵するに至っています。超格差社会は、デフレ不況を深刻にします。戦争や温暖化の防止も難しくします。

 他方、明るい面もあります。紛争がおこっても平和的な手法で解決できるしくみや経験を人類は蓄えてきたからです。1864年の敗戦後のデンマークやスイス、第2次大戦後のドイツとフランス、中米のコスタリカ、ブータン王国や旧琉球などがその例です。地球温暖化防止のパリ条約に加えて、核兵器禁止条約といった国際的枠組も生まれましたし、朝鮮半島では、朝鮮戦争の終結とひきかえに、核兵器の撤去を約束するという動きも現れています。

 現状の危機の深刻さを見すえるとともに、どうすれば打開できるのか。自然順応型の心身を鍛え、自然順応型の文明に移っていくための方策を、このサイトでは考えていきます。

 

 

ハワイ在住の画家・小田まゆみ 作